きゅうりの葉がしおれる——朝、畑やプランターを見たら、葉がぐったりしていた。そんな経験、ありませんか?
「水をあげたはずなのに」「昨日まで元気だったのに」と焦る気持ち、よくわかります。きゅうりの葉がしおれる原因は、じつに複数あって、原因によって対処法がまったく違うんです。
そこでこの記事では、きゅうりの葉がしおれる主な原因から、復活させる方法、さらに枯れた葉の切り方や根腐れ・病気の見分け方まで、まるごとまとめました。具体的には以下のことを解説します。
- しおれる原因(水不足・病気・根腐れなど)
- 植え付け後のしおれへの対処法
- 苗がしおれたときの対応
- 枯れた葉の切り方と注意点
きゅうりの葉がしおれる主な原因は「水不足」か「根のトラブル」
きゅうりの葉がしおれているとき、まず疑うべきは水分ストレスか根のトラブルのどちらか。じつに、この2つで原因の8割を占めます。
つまり、「昼間だけしおれていて夕方には回復する」なら水不足の可能性が高い。一方、「朝もしおれている」「ずっと元気がない」なら根腐れや病気を疑ってください。
では、それぞれの原因をもう少し詳しく見ていきます。
きゅうりの葉がしおれる原因①:水不足(最も多いパターン)
きゅうりは水をよく吸う野菜です。真夏は1日2回の水やりが必要なことも。
しおれのサインの見分け方
- 昼の高温時だけぐったりして、夕方〜翌朝には回復する→水不足の可能性大
- 土の表面がカラカラに乾いている→即水やりのサイン
- 葉の縁から黄色くなっている→慢性的な水不足
対処法はシンプルで、たっぷりの水をやること。ただし、回復するからといって夜間に大量の水をやると、今度は根腐れを引き起こすことがあります。したがって、水やりは朝か夕方の涼しい時間帯に行うのがポイント。
きゅうりの葉がしおれる原因②:根腐れ(過湿・排水不良)
水をきちんとやっているのに葉がしおれる。そんな場合に疑いたいのが根腐れです。
根腐れのチェックポイント
根腐れは、土の中に水が溜まりすぎて根が酸素不足になることで起こります。たとえば、プランター栽培で排水穴が詰まっていたり、粘土質の土を使っていたりすると発生しやすい。
具体的なサインとして、
- 茎の根元近くが茶色〜黒っぽく変色している
- 土をかき分けると根が黒ずんでいる
- 水やりしても全然回復しない
これらが当てはまれば、根腐れの疑いが強いです。残念ながら、根腐れが進行した株を完全に復活させるのは難しい。しかし、早期発見なら株ごと植え替えることで助かる場合もあります。
きゅうりの葉がしおれる原因③:病気(萎凋病・べと病・うどんこ病)
水やりも問題なく、根腐れでもない。それでもしおれるなら病気を疑って。なお、病害虫によるしおれの詳しい見分け方はiPLANT論文誌(岩手県農業研究センター)でも解説されています。
しおれに関係する主な病気
萎凋病(いちょうびょう)
- 原因:土の中の糸状菌(カビの一種)
- 特徴:片側の茎・葉から急激にしおれる。茎を切ると維管束が褐変している
- 対処:感染した株は早めに除去する。土の消毒・輪作で予防
べと病
- 原因:カビによる感染。多湿・低温の環境で発生しやすい
- 特徴:葉が黄色いモザイク模様になりながらしおれてくる
- 対処:銅剤などの殺菌剤を散布。密植を避けて通気性を確保する
うどんこ病
- 原因:乾燥気味の環境で発生するカビ
- 特徴:葉の表面に白い粉がふく→光合成ができなくなって弱る
- 対処:重曹水の散布が効果的。初期ならカットして対処
きゅうりの葉がしおれる原因④:植え付け後の活着不良
植え付け直後のしおれ、焦りますよね。でもこれは比較的よくあること。
植え付け後にしおれる理由
苗を植えたあとは根が新しい土に活着するまでの間、水分吸収が追いつかずしおれることがあります。とくに夏場の植え付けや、根鉢を崩してしまった場合に起きやすい。
対処法は、
- 植え付け後はたっぷり水を与える
- 直射日光が強い場合は寒冷紗などで遮光する(遮光率30〜50%が目安)
- 2〜3日は様子見。多くの場合、1週間以内に回復する
活着すれば自然に元気になります。だから、焦って抜かないこと。
きゅうりの苗がしおれたときの対処法
苗の段階でしおれた場合、原因によって対処が変わります。
苗のしおれ:チェック手順
- 土の乾き具合を確認→乾燥ならすぐ水やり
- 根鉢の状態を確認→根詰まりや根腐れがないか
- 葉の色・形を確認→病気の症状がないか
- 植え付けからの日数を確認→1週間以内なら活着不良の可能性
市販の育苗ポットで購入した苗は、ポットの中で根詰まりを起こしている場合があります。じつは、根詰まりした苗をそのまま植えると水分を吸いにくくなります。そのため、植え付け前に根鉢の底を少しほぐしてやるだけで定着がよくなります。
きゅうりの枯れた葉の切り方:復活させるための正しい対処
枯れた葉をそのままにしておくのはNG。病気の拡散や、株全体の体力を奪う原因になります。
枯れた葉・しおれた葉の切り方
- ハサミはアルコールで消毒してから使う(病気の拡散を防ぐため)
- 枯れた葉は付け根からバッサリ切る。中途半端に残さない
- 切り口に殺菌剤を塗るとさらに安心
- 切った葉はすぐにビニール袋に入れて処分。土に埋めたり放置したりしない
加えて、下葉(株元に近い古い葉)は早めに取り除くのがきゅうり栽培の基本。なぜなら、通気性が上がり、病気予防にもつながるからです。目安は地面から30〜40cmより下の葉を定期的に整理すること。
きゅうりの葉がしおれるのを予防する方法
しおれる原因がわかれば、予防もできます。
予防のポイント3つ
① 水やりの管理 朝と夕方の2回。土の表面が乾いたらたっぷりと。ただし鉢底から水が出るまで与えて、過湿にならないよう注意する。
② 土と環境の整備 水はけのよい土を使う。プランターの場合は排水穴を確認する。また、地植えの場合は高畝にして排水をよくするのが効果的です。
③ 病気の早期発見 週1回は葉の表・裏・茎をチェックする習慣をつける。変色・白い粉・斑点に気づいたら早めに対処。というのも、初期なら薬剤散布や患部除去で対処できます。
まとめ
きゅうりの葉がしおれる原因を整理すると、
- 昼間だけのしおれ→水不足がほとんど
- 朝からしおれる・回復しない→根腐れや病気を疑う
- 植え付け直後→活着不良の可能性が高い
つまり、まずは「いつしおれているか」「土の状態はどうか」を確認するだけで、原因の見当がつきます。さらに、枯れた葉はこまめに取り除いて、通気性のよい環境を保つことが復活と予防への近道です。

私も時々枯らしてしまう年があります。朝からしおれていて焦りましたが、根元を見たら根腐れでした。早めに気づいてよかったです。早めに気づくことが大切ですね。
夏野菜の病気や葉のトラブルは、きゅうり以外にも起こりやすいもの。トマトの苗に黒い斑点が出る原因についても合わせてチェックしてみてください。
きゅうりは、土壌の状態が合わないと葉がしおれる原因になることがあります。
特に酸性に傾きすぎた土では、根が弱りやすくなる場合があります。
そのため、毎年うまく育たない場合は、土壌酸度計で一度チェックしてみるのもおすすめです。
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